[生物] 動物の分類と特徴

第 4 回のテーマは「 動物の分類と特徴 」です。今回は「 動物の話 」です。

動物はどんなグループに分けられるのか、虫と昆虫の違い、それぞれの動物たちの特徴 」といったことを書いていきたいと思います。

動物の分類

動物は、まず「 脊椎( セキツイ 背骨のこと ) 」が「 有るか無いか 」で分けられます。

つまり脊椎が有る「 セキツイ動物 」と脊椎が無い「 無セキツイ動物 」に分けられるという事です。

セキツイ動物には「 魚類 , 両生類 , 爬虫類 , 鳥類 , 哺乳類 」がいます。これらは「 体内に骨を持ちます 」これを「 内骨格 」といいます。

無セキツイ動物は「 節足動物 」と「 軟体動物 」と「 その他 」に分けられます。

節足動物とは「 外骨格( 体の外側を堅い殻で覆われており、骨のように体を支えたり、体内の組織を守っているもの ) 」と「 関節肢( 関節のある脚 ) 」を持つものであり、

昆虫類 」と「 甲殻類(エビ , カニ , ダンゴムシなど) 」と「 クモ類 」と「 多足類(ムカデなど) 」に分けられます。

軟体動物とは「 骨格や関節が無い 」ナメクジ , カタツムリ , イカ , タコ , 貝などのような動物です。

その他には「 ミミズ , クラゲ , ウニ , ヒトデ , サンゴ , ナマコ , イソギンチャクなど 」たくさんの種類があり、正確には細かく分類があるのですが、今回は「 その他のグループ 」とします。

動物界で最も種類が多いグループが節足動物 」であり、全動物種の 85 %以上を占めると言われています。

虫と昆虫の違い&特徴

昆虫というのは、上記の分類の「 昆虫類 」のことを指します。

というのは「 人類 , 獣類 , 鳥類 , 魚類以外の動物 」と定義されています。実際はそのような動物でも虫と呼ばないものもあり曖昧な定義となっています。

虫偏( むしへん )のつく動物には「 蛙(カエル) , 蛇(ヘビ) , 蝮(マムシ) , 蠍(サソリ) , 蝦(エビ) , 蟹(カニ) , 蛸(タコ) , 蛞蝓(ナメクジ) , 蝸牛(カタツムリ) , 蜘蛛(クモ) , 蝉(セミ) , 蚯蚓(ミミズ) , 蛤(ハマグリ) 」など多数います。

昔はよく分からない小型の動物は、何でも「 」と考えていたようです。

虫という字の由来は「 ヘビの象形文字( 物の形をかたどって描かれた文字 ) 」で本来は「 ヘビやマムシなど 」を指す漢字だったと言われています。

また、虫と似た漢字で「 」がありますが、これは「 人間を含めたすべての生き物 」を指す漢字です。

「 虫 」と「 蟲 」のどちらの意味から派生したのか分かりませんが、「 虹(にじ) 」や「 蜃気楼(しんきろう) 」の漢字に虫という字が付くのは、

龍(竜) 」という神獣( 神話に出てくる生き物 )が関係していると言われ、虹は「 天に舞う龍の化身 」、蜃気楼は「 蜃という龍が吐く息によって起きる現象 」という説があります。

ちなみに「 」は「 おおはまぐり , 大蛤 」とも読み、蜃気楼は龍ではなく蜃(おおはまぐり)という神獣が出したものという説もあるみたいです。

現在では一般的に「 」というと「 昆虫 , 幼虫 , クモ , ムカデ , ダンゴムシ , ナメクジ , カタツムリ , ミミズなど 」の事を指していることが多いです。

なので「 昆虫とは昆虫類 」であり「 虫とは昆虫類+様々な小さな動物 」ということになると思います。

余談「 虫を使った日本語 」

古来から山や森林が多い日本( 国土の約 7 割が森林 )にとって「 」というのは、とても身近で関わりが深い生き物でした。

虫の習性や生態から様々なことを学んだり、昆虫採集や季節の虫の声を聞いたりして親しんできました。

ちなみに日本人は「 虫の出す音 」を、音としてではなく「 として認識 」しているようです。

これは左脳右脳の使い方の違いで、言語左脳で認識され、ただの音楽などは右脳で認識されると言われています。

日本人は虫の声左脳で認識しています。(これができるのは「 日本人とポリネシア人だけ 」と言われており、世界のほとんどの国の人は虫の音として右脳で認識している)

他にも「 泣き声 , 笑い声 , 動物の鳴き声 , 波の音 , 風の音 , 雨の音 , 川の音など 」を言語と同様の左脳で認識していると言われています。

日本で万葉集などの和歌童謡の中に、虫の声や自然の音がたくさん入っているのは、このような背景があったからだと思います。

以上のようなことから日本語には「 」を使った様々な表現があります。

「 虫の知らせ(予感) 」「 虫の息(瀕死の状態) 」「 弱虫(気の弱い人) 」「 泣き虫(すぐ泣く人) 」「 飛んで火に入る夏の虫(自ら危険に飛び込む) 」「 蓼(たで)食う虫も好き好き(人の好みは様々) 」などなど。

昆虫の体と成長

節足動物( 外骨格と関節肢を持つ )である「 昆虫類 」の体は「 頭 , 胸 , 腹 」の 3 つの部分で構成されています。

頭部 」には匂いや振動を感知する「 触角 」, 形や色や動きを感知する「 複眼(小さな眼の集まり)や単眼(小さく単純な構造の眼) 」そして「 」が付いています。

胸部 」は 3 つの節に分かれ、それぞれに 1 対ずつの足つまり「 合計 3 対( 6 本 )の足 」と多くは「 2 対( 4 枚 )の翅( はね , 昆虫の羽 ) 」を持ちます。

腹部 」はいくつかの節に分かれ、曲がるようになっています。

胸と腹の節 」には、それぞれ 1 対( 2 つ )の気門 」という空気を取り込み「 呼吸する器官 」があります。

ちなみに昆虫でも、翅が 2 枚のもの( ハエ , カ , アブ など )や翅を持たないもの( 働きアリ , ノミ など )もいます。

昆虫の多くは卵から生まれます。卵を産む動物のことを「 卵生動物 」といいます。卵生動物は孵化( ふか , 卵がかえること )するまで卵の中で成長します

そして成虫になるまでに体のつくり( 姿 )が何度か変化します。このように成長にしたがって体のつくりが変化することを「 変態 」といいます。

また、成長の過程で「 さなぎ 」になるものを「 完全変態 」といい、「 さなぎにならない 」ものを「 不完全変態 」といいます。

昆虫がさなぎになる目的は体のつくりを大きく変えるため 」です。広い範囲に出かけて、異性を見つけ子孫を残すために、多くは成虫になると遠くへ飛べる体のつくりに変わります。

よって完全変態の昆虫は、幼虫と成虫の姿が大きく変わり食べるものや住むところも変わる事が多いです。

逆に不完全変態の昆虫は、幼虫と成虫の姿があまり変わらないタイプと言えます。

昆虫の 8 割以上完全変態 」と言われています。以下にそれぞれ例を挙げると、

完全変態甲虫目(カブトムシ , テントウムシ など堅い翅を持つ) , チョウ目(チョウ , ガ など) , ハチ目(ハチ , アリ など) , ハエ目(ハエ , カ , アブ など)

不完全変態バッタ目(バッタ , コオロギ , キリギリス など) , カマキリ目(カマキリ) , カメムシ目(カメムシ , セミ , アメンボ など) , トンボ目(トンボ)

余談「 昆虫の起源 」

昆虫の進化の過程は謎である 」と言われています。

このように言われるのは、昆虫の祖先と呼べるような化石が見つかっていないからです。

ある生物の起源を遡るとき、その証拠となるのが化石です。その生物と同じような特徴や仕組みを持った生物が、過去にいた事を証明するのが化石だからです。

昆虫の祖先らしいとされているものは、約 3 億 7 千万年前にいた「 トビムシ 」という体長 3 mmほどの芋虫のような昆虫です。( 世界中に生息していたと言われている )

しかし現在見つかっているトビムシの次となる昆虫の化石は約 3 億年前のものなのです。

しかもその昆虫たちは、トビムシとは似ても似つかないような種類のものばかりだったのです。( この時期にはたくさんの種類の昆虫の化石が大量に見つかった )

つまりトビムシその後の昆虫たちとの繋がりが不明なのです。

さらに不思議なのが本来昆虫というのは、その表皮の特性上化石になりやすいと言われているのです。それに昆虫はそもそも数が多いので化石は見つかりやすいはずです。

それにもかかわらず「 7000万年の間 」昆虫の化石が全く見つかっていないのは何故だ?という事です。

現状では「 昆虫たちは約 3 億年前に突然、たくさんの種類がしかも大量に現れた 」という事実だけがあります。

このような、昆虫の化石が全く発見されなかった空白の期間( 7000万年 )を「 ミッシングリンク 」と呼んでいます。

ミッシングリンクとは生物の進化の過程を鎖の輪と見た場合、繋がりが欠けた部分を指し、祖先と子孫の間を繋ぐ進化の中間期の生物や化石が見つかっていない状況を言います。( 失われた環ともいう )

以上のようなことから、ある仮説が生まれています。

それが「 昆虫宇宙起源説 」と呼ばれるものです。この説は昆虫の化石が見つからないのではなく、そもそもそんな化石など存在しないという説です。(ミッシングリンクの概念を覆す説)

具体的には、隕石か何かによって宇宙から地球上に昆虫や卵が持ち込まれ、地球の環境に適応し進化したものが現在の昆虫であるという説です。

当然まだ仮説ですが、もしこれが真実なら個人的には納得しやすい点があります。それは昆虫の生態です。

昆虫の約 8 割は完全変態しますが、この「さなぎ」になるという成長過程をとる生物は「地球上で昆虫だけ」と言われています。さなぎの中では全てが一度ドロドロに溶けて作り変えられています。

また外骨格を持ち、複眼や単眼を持つ、このような性質も極めて特殊な部分です。

そして昆虫といえば「 驚異的な生命力 」とも言われます。恐竜が氷河期に絶滅したのに昆虫が生き残ったのは、特殊な生命維持システムを持つからと言われています。

地球上の全動物種の約 7 割昆虫であり「 地球は昆虫の星である 」とも言われています。また植物と最も関わりが深いのも昆虫ですね。

このように昆虫の起源には、生物全体の何か深い謎が隠されているのかも知れません。

変温動物と恒温動物

動物の体温の仕組みは多種多様なため、すべての動物が「 変温動物 or 恒温動物に分かれるわけではありません

ここでは一般的に知られている「 変温動物 」と「 恒温動物 」の特徴を書いておきたいと思います。

変温動物とは「 周囲の温度変化によって体温が変化する動物 」のことです。「 自力で体温を保てない動物 」とも言えます。

また、寒さに弱い(冬に活動できない)ので冬眠するものが多く食べ物が無い時は強いです

そして日光浴が大切になります。(日光の熱を体温として取り込んでいる)

冬眠とは一般的に「 体温を下げ、呼吸も少なくし、消費エネルギーを最小限まで下げて土の中などでじっとして冬を越すこと 」をいいます。

冬眠する場所に土の中など「 日当たりの悪い場所 」が選ばれるのは、日当たりの良い所は乾燥しやすく、昼夜の気温差が大きいので病気になりやすいため避けていると言われています。

乾燥や気温差が大きいと病気になりやすいのは「 人も植物も動物も同じ 」ということですね。

冬眠も動物の種類によってタイプが違い、昆虫 , ヘビ , カエル , カメなどは体温が 0 ℃以下まで下がっても生き延びることができるような能力を持っています。

血液中にグリセリン(グリセロール)などを作り、これが不凍液のような働きをすることで、凍結によって細胞が破壊されることを防いでいます。

これは前回( 植物の分類&つくりとはたらき )の「 冬の野菜が甘い理由 」で書いた、植物が細胞の凍結を防ぐためにやっていた事と同じ仕組みですね。

クマ(恒温動物)が冬眠するのは冬にエサが無くなるので秋のうちにたくさん食べて脂肪を蓄えて、体温を 3 ℃ほど下げ代謝活動を少し下げ、暖かい所で寝て過ごすという感じです。

恒温動物とは「 周囲の温度変化に関係なく、常にほぼ一定の体温を維持する動物 」のことです。

体温を一定に維持できるので寒さには強いですが、冬眠ができないので食べ物が無い時は弱いです

というのも、恒温動物体温維持の能力は「 食べ物が生み出している 」からです

セキツイ動物の種類

セキツイ動物は「 魚類 , 両生類 , 爬虫類 , 鳥類 , 哺乳類 」の 5 つに分けられます。

魚類の特徴

魚類 … いわゆる「 」のことで水中で生活しており、肺ではなく「 エラで呼吸 」しています。多くは卵で子供を産む「 卵生動物 」です。

魚類は「 仔魚(幼生 , 孵化したばかりの赤ちゃん) → 稚魚(子供の魚 , 成魚と同じ特徴を持つ) → 成魚(大人の魚) 」という成長過程をとります。

ちなみに軟体動物(イカ , タコ , 貝など)や両生類の幼生エラ呼吸です。

エラ呼吸は「 口から水を吸い込み、口の中の水をエラに通して、エラで水から酸素を取り込み二酸化炭素を排出する 」というしくみです。

魚の目の後ろにあるヒレのようなものは「 エラ蓋(えらぶた) 」といい、エラはエラ蓋の下に隠れています。魚が口を開けてエラ蓋をパタパタ動かしているのは呼吸をしているからです。

余談ですが、イワシやマグロなどの回遊魚( 広い範囲のほぼ一定の経路を泳ぎ回って暮らしている魚 )の中には、自分でエラ蓋を動かせない種類の魚がいます

このような魚( イワシ , マグロ , カツオなど )は口を開けて泳ぐことで、エラに水を通らせ、酸素を体内に供給しているので泳がなければ呼吸ができません

なのでこのような魚は「 止まったら死ぬ魚 」などと言われています。

両生類の特徴

両生類 … 幼生の時は魚のように「 水中でエラ呼吸 」で生活し、成体(大人)になると「 陸上で肺呼吸 」で生活するものです。多くは「 卵生動物 」です。

例えばカエルは、幼生の時はオタマジャクシとして水草を食べながら、エラ呼吸で水中で生活しますが、成体になるとカエルになり虫を食べながら、肺呼吸で陸上で生活しています。

また両生類は「 乾燥に弱いので水辺で生活 」していることが多いです。

爬虫類の特徴

爬虫類 … 「 」には「 地を這う 」という意味があり、「 」は「 ヘビの象形文字 」なので爬虫類は「 地を這うヘビの類い 」という意味です。

ヘビ , トカゲ , ワニ , カメ , 恐竜など「 主に陸上で生活し、肺呼吸であり、皮膚が硬い鱗(ウロコ)で覆われている 」という特徴を持ちます。多くは「 卵生動物 」です。

皮膚が硬い鱗で覆われているのは「 乾燥から守るため 」と言われています。卵も陸上に産むので、乾燥から守るために「 卵はで覆われている 」という特徴があります。

他にも卵の殻には「 微生物の侵入を防いだり外からの刺激から守ったり卵の中の温度を一定に保ったり 」といった役割があります。

また爬虫類は「 幼生も成体も形がほとんど同じ 」です。

鳥類の特徴

鳥類 … いわゆる「 」のことで「 くちばし 」を持ち「 肺呼吸 」です。一般的に「 体が羽毛で覆われ、歯が無く翼を持ち二足歩行 」という特徴を持ちます。

卵生動物 」であり陸上で卵を産むので、爬虫類と同じように乾燥などから守るため「 卵はで覆われている 」という特徴があります。

飛べるかどうかは鳥の条件とは関係がなく、飛翔能力を失った「 ペンギン , ダチョウなど 」も鳥類です

ちなみに、ニワトリが飛べないのは人為的な理由だと言われています。

野生のニワトリは存在しない 」ので、ニワトリという鳥は完全に「 家禽( かきん , 肉や卵や羽毛などを利用するために飼育される鳥 ) 」の動物です。

ニワトリの先祖となる鳥(セキショクヤケイ)を大昔の人が食べたら、肉も卵も美味しかったので、飼育しようとなったようです。

その鳥は人間に飼われるうちにどんどん太っていき、敵に襲われることもなくなり、飛ぶ必要がなくなったため飛べない鳥になってしまったと言われています。

でもセキショクヤケイは元々、飛ぶことが苦手だったようです。(寝るときに木の枝に飛ぶくらい)

哺乳類の特徴

哺乳類 … 読んで字の如く「 母親が子に乳(母乳)を飲ませて育てる 」グループです。

肺呼吸 」であり、多くは「 胎生動物 」という特徴を持ちます。

「 胎生 」とは「 母親の胎内( 子宮の中 )で受精卵を孵化させ、子は母親から栄養を供給されて成長した後に体外に出る( 出産 )ような繁殖形態 」のことです。

他の動物のように卵をそのまま体外に出すのではなく、胎内で孵化させ「 子供の形になってから産む 」ということです。

いわば母親の体自体が、他の動物の「 卵の殻の役目 」を果たしているようなイメージです。

乳房の数は哺乳類の種類によって違い、一般的に「 多産の動物ほど乳房の数が多い傾向 」があります。

例えば、人間は 1 対( 2 コ ) , ウシは 2 対( 4 コ ) , クマは 3 対( 6 コ ) , イヌやネコは 4 or 5 対( 8 or 10 コ ) , ブタは 7 対( 14 コ )などです。 

動物で最も大きい「 クジラは 1 対( 2 コ ) 」で陸上動物で最も大きい「 ゾウも 1 対( 2 コ ) 」です。

非常に繁殖力が高い「 ネズミはドブネズミで 6 対( 12 コ ) 」です。

ちなみに「 哺乳類の祖先は 7 対( 14 コ ) 」であったと言われています。

あとがき

こう見てみるとやっぱり「 動物の世界は複雑 」だなと感じました。

水の中の動物、陸上の動物、両方を行き来する動物。小さいものや大きなもの、分類しづらい特殊な動物など極めて多種多様です。

また虫と昆虫の違い、そして虫という言葉の定義の曖昧さ、実際に使われている範囲の広さ、日本語での虫を使う表現の多さなど興味深かったです。

虫の出す音を「 」として認識しているというのも面白かったです。「 まんが日本昔ばなし 」の世界観を思い出しました。日本人はきっと何でも擬人化するのが好きなのだと思います

そして「 昆虫の起源は謎 」というのは初めて知りましたし、言われてみれば不思議な生き物たちですよね。「 昆虫宇宙起源説 」なかなかロマンのある話です。

冬に細胞の凍結を防ぐための対策が、植物と同じような仕組みだったのは興味深いです。長い歴史の中で、この対策法が最も効率が良かったのでしょう。

恒温動物食べ物を摂取する事で体温を維持できる 」というのも勉強になりました。体温を維持するためには「 エネルギー源が必要 」という事ですね。

またセキツイ動物の「 卵生動物 」でも「 殻のない卵殻のある卵 」は「 水があるかどうか 」つまり「 乾燥の危険性 」で決まるというのは面白いです。

それだけ「 新しい生命が誕生する時というのは乾燥が大敵 」なのですね。

生命( 生き物 )は海から誕生した 」という事と深い関係がありそうです。

思えば「 胎生動物 」である人間も、子宮の中の「 羊水 」に包まれながら発育します。

そして羊水は原始地球( 誕生したばかりの地球 , 太古の地球 )の海水と、ほぼ同じ成分と濃度であると言われています。

また胎児は約10ヶ月の成長過程の中で魚類→両生類→爬虫類のような形状を経て、人間の赤ちゃんの形になっていきます。(胎児に水かきや尻尾がある時期がある)

まるで生物の進化の過程を再現しているかのようです。地球が誕生して約 46 億年、そして生物が誕生してから約 38 億年、そのうちの約 34 億年を生物は海の中で過ごしてきました

生命はと共にあり 」生物は水がないと生きていけないと言われるのも、このような長い歴史があったからだと思います。

最後までお読み頂きまして、誠にありがとうございました。